Nothing but Real

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<<   作成日時 : 2007/02/21 14:13   >>

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 ――この物語はあなたに何も与えない。
 全てが始まりであり、結局終わりでしかない――

 私は捨て子であった。
 親は私が生まれてすぐ、私を親戚の家の庭に捨てた。「探さないでください。そして許してください」という置手紙と共に。
 物心ついた時からすでに、私は私を捨てた親を恨んでいた。
 一体何故、私を? 声に出して主張は無かった。私は口が利けなかったからだ。先天性の何かだったのかもしれない。それが私の生みの親が私を捨てた理由かもしれなかった。(もちろん冗談である。生まれてすぐの私はおろか、誰しもがその時点では喋る事は出来ない)
 私は親を許さない。それが私を捨てるに十分な理由なのか。欠陥があれば、私は不必要なのか。
 私は荒んだ。
 声には出せない分、不満は態度に強く出る。始めは物に強く当たった。ゴミ箱を蹴り飛ばして中のゴミを撒き散らしたり、ガラスは割る為に存在している、と言った風に片っ端から割っていった。
 それはまだ、七歳の事である。
 私の育ての親――育てという肩書きも、本当に名前だけの親だったが――は、早々に私に見切りをつけて、私を施設に入れた。私と似たような境遇を持った人達が入れられる、互いの傷の舐めあい施設。私はそこに半ば見捨てられるように、入れられた。
 施設に入ってからは、人に当たるようになった。力が強い訳では無かったが、何かにつけて人に噛み付くように暴力を振るうので、口が利けないというハンデにも関わらず、虐められたりはしなかった。
 そんな私が曲がりなりにも上手くやっていけたのは、周りの人の私に対する態度は優しかったというのがある。
 そもそも施設の目的が、慰めあいだからであろう。相手の傷を故意でなくとも広げるような事は、誰もしなかった。そこが一番神経質になる部分だったのだ。
 それが私には堪らなく、余計に反発した。色々な人の手を煩わせ、今思えばかなり迷惑を掛けたと思う。人の嫌がる事を平気で言ったりする。お陰でグループからは少し離れた存在になってしまった。無理矢理集合の中に存在している存在。イレギュラな者は私だけだったので、何とか輪の中には留まる事が出来た。
 私はそこで、基本的な知識を習得した。いわゆる『読み、書き、そろばん』というやつだが、本来のそれよりも少し、中身のある学習をしたような気がする。
 施設の役員や、数少ない友人との会話は、筆談だった。嘘をつけないように、鉛筆ではなくボールペンでの筆談。感情すらも文字に表れるので、私は文字を見ただけで、その人の感情のおおよそを推測出来るという特技を得た。
 十五歳程度の頃だったか。
 施設には小学生から中学生までの年齢の者がおり、それ以上の年齢になれば施設を出て行くのが通例となっていた。施設に入った人間で、高校に進学するものと就職するものの割合は、およそ半分である。私は就職を決め、地方の小さな製造会社に就職した。
 そこで私は、薄い発泡スチロールの弁当容器を作った。機械によって製造されるラインを管理するのが主な仕事だったが、製造する機械が一世代前の物であったため、不良品がよく出来上がる。それをラインから除去するのが、私の主な仕事。欠陥を除去するというその仕事は、まさに私の人生を象徴していた。
 しかし今回は、私が捨てる番だ。これは私の自尊心を満足させる。天職だった。
 同じ職場で働いている人たちも、私と同じように体に何らかの障害を持っている者が多くいた。施設とこの職場が、繋がっているのだろう。私の他にも、あの施設から就職した人が数多くいた。
 そんな生活に限って、長くは続かないものだ。ある日私は、とてつもない過ちを犯してしまう。

 変わらない毎日の、変わらない風景の出来事である。私はいつも通り木製の椅子に座り、機械から排出される弁当容器を眺めていた。
「おい、お前。昨日の終日報告のデータ、おかしかったぞ」
 呼ばれた私は、声がした方を向く。勘違いをしている人がいるかもしれないので断っておくが、私は耳は悪くない。おそらく身体的、先天性の何かで、喋る事だけが出来ないのだ。
 そこには、副工場長がいた。私がこの職場で唯一、気に食わないと思っていた奴である。副工場長という役職からかもしれなかったが、やたらに人を叱責するのが多い人だった。手を出す事こそしなかったが、外見的、内面的どちらもの侮辱の言葉を混ぜながら、失敗者を叱っていた。それで辞めていく人がいなかったのは、時代だったのだろう。
 ともかく私は、その副工場長のやり方を、前々から嫌っていた。嫌っていない人などいるのか、と言ったような風だったが、私自身は怒られないように日々の勤務に努めていたので、憎悪というほどでは無かったのだろう。
 私は傍に置いてあったボールペンとコピー用紙を取り出し、そこに文字を書き始める。書き終えるとそれを、副工場長に見せた。
『そんな筈は無い。昨日のデータは三回確認をしっかりした』
 それをじっくりと眺めた副工場長は、あからさまな嫌顔をして吐き捨てるように言葉を並べる。
「そうか、お前はそういや筆談をしなきゃいけない奴だったな。全く面倒な奴だ、他の人はそんな事をしなくてもコミュニケーションを取れるってのに。あ、そういやお前、耳は聞こえるんだったな? それじゃ別に俺は筆談しなくてもいいよな、な?」
 そういうと副工場長は、置いてあったパイプ椅子――これは一般の従業員は使用を許可されていないものだが、それに腰をかけて目線を私と同じにする。
 私は、副工場長の問いかけに首を縦に振ると、再びコピー用紙に書き込み始める。
『機械の寿命ではないかと思います。昨日以降のデータを順に眺めれば、きっと日を追うごとにロス率が増えているはずです』
 副工場長は私が書いた文字を目で追い、一通り読み上げた所で「長い」とだけ言った。
「俺が言いたいのはそんな事では無くてなぁ。データが正確だとか正確でないという事ではないんだ。要はそれに気付いた時点で報告をして、改善に努める必要があるという事なんだよ」
 パイプ椅子から身を乗り出して、説教を始める。一理ある、しかし反論もあった。
(私にそれほどの権限があるのだろうか。私にはこの機械を見るだけしか許されていないはずだ)
 言葉には出さない。出せない。しかし、たとえ出せたとしても、それが伝わるという事は無いだろう。この男は、きっと人の話など聞いていないのだ。もっと言えば、人を見てさえいない。人を見ていないから、人を知る事が出来ていない。人の痛みなど、人を知らずにして分かる事など出来やしないのだ。
 副工場長は、椅子から腰を上げると、私の次のセクション、箱詰めの分野へ向かおうとした。私の顔を見る。
「何だお前、嫌そうな顔してるな」
 顔を見れば、感情が分かるのか。私は確かに、若干心に溜まるものがあったが、顔に表れるほどのものではなかった。ならばこの男は、人の心がよく分かるのだろう……本来は。
『そんなこと無いです』
 私はすばやく紙に文字を書き連ねて、副工場長に見せる。若干文字が崩れたが、読めないほどのものではないだろう。副工場長も、若干読みにくそうに眉根を寄せたが、すぐに理解して、言葉を紡ぐ。
「はは、何だかロボットみたいだな。言葉を話す、コミュニケーションロボット。この機械よりは素直だといいな」
 人の弱い部分、それを見つけ出すのが上手い男だ。しかしやっぱり分かっていない。
 私の暴力的な部分は沸々と熱くなり始めていた。
 私は睨んだ。どこかではない何か。副工場長の顔だったのかもしれない。もっと違う何か――例えば、この弁当容器を作り出す古ぼけた機械のビスの一つだったのかもしれない。
 そのときの私は、不幸な事に見えていなかった。
「この機械よりも先に、修理が必要な奴がいっぱいいるな、この工場には」
 私は地を蹴り、そしてそれからの事は覚えていない。

 気付けば私は工場を辞め、以前とは別の施設に入れられていた。週に一回の医師の診察を受ける、そんな生活だ。
 聞いた話によれば、私は副工場長に飛びかかり、相手が意識不明になるまで殴り続けたらしい。お陰で副工場長は近くの病院に今も入院中、責任を取って工場長は退職したそうだ。
 何故工場長が責任を取らねばならないのかは、分かっていたが納得は出来なかった。私自身の至らなさだけ、という気は毛頭無かったし、副工場長の言動の非人道的さに、ああいった行動に出ない人のほうが少なかっただろう。
 しかし結果として、私は今現在この施設に入っている。それが事実であり、世間もそういった目で見ているだろう。
 喋らないから、何を考えているか分からない。
 今までにこの台詞を、幾度と無く聞いてきた。言葉に出さなければ、相手の感情が分からないのだろうか。
 実際コミュニケーションとは、言語ではなくて、動作や表情、抑揚といったものでほとんどが伝わるものであり、言語化とは文字通り、記号に置き換えた情報の一部に過ぎないのだ。
 私を取り巻く環境は一気に変わった。
 刑務所ではなく、少年院でも無いそうだが、中身はそれ以上にひどいのが明確だった。
 壁はやや風化したコンクリート。床はフローリングに埃や砂や、泥や垢が堆積して層を成しているような感じだった。湿度が異常に高い。
 三十ほどの人が、およそ二十畳の部屋に無理矢理詰め込まれ、豚の飼料の残り物みたいな食事と色がついた水を、一日二回与えられた。会話をする時は誰かが倒れたときくらいで、普段は喋るのでさえ体力の無駄というように殺伐とした雰囲気だった。
 私が人権、という言葉を忘れたのは、この時である。
 ここでは私に対して、筆談をしてくれるような者はいなかった。そもそもそれを出来る紙とペンが無かった。私は何か言いたい事があっても、それを伝える事が出来なかった。例えば私の分の食事を誰かに盗られたとしても、私はそれを申告する事が出来ない。
 完全にいじめの対象になった私は、まさしく、黙り込むしかなかった。
「あいつはやりやすい奴だ、結局文句は言えないんだからな」
 私の食事で精気がつき始めた同居者は、次第にグループを編成し、お喋りになる。そしてそのグループで新たな被害者を作り出し、そしていつしかその大きな部屋の中には、取る側と取られる側の、見えない境界線が出来ていた。
 世界の全てが、この中に詰まっている。

 しばらく経った日の事、そのグループの数人が脱獄――ここではこの言葉が一番似合っているだろう――をしようとした。
 隙を見て看守(これも脱獄という比喩に合わせた表現による呼び名だが)を押し倒すと、数人で鍵を奪い取り、その部屋を抜け出した。
 私達と同じような搾取された側は、体力がなくなっていた為、その隙に逃げ出す事が出来ず、結局応援が来るまでその部屋の中に留まっていた。
 逃げ出した奴らが成功したかというと、そうではなかったらしい。彼らは逃げ出してすぐ掴まり、そして元の場所には戻ってこなかった。逃げ出すには十分な体力だと思っていた彼らも、結局は胃の中の蛙、捕まえようとやって来た看守に対抗できるほどの体力は有していなかったという事だ。
 彼らが何処へ行ったとか、どうなったとか、そういった事には興味が無かった。私はまだ生きる事に興味を持っていたし、ずっとここにいたいとも思わなかったからだ。
 不思議な事に、支配者がいなくなれば、いかにも自然だと言うように被支配者の中から支配しようとする者が現れてくる。私は、どうにかしてそちら側に回ろうとしたが、ついにそれは適わなかった。
 しかし私は、こうも考えた。ここから抜け出す事が難しいのに、この中で権力を強めたとして、一体何になるというのか。それならばもっと別に何かここを抜け出す方法を探したほうがいいのではないか。理論上そうであったとしても、実際行動しようとすると、出来る事は少ない。他の者達は抜け出そうとしては捕まる、という一連のルーティンを繰り返していた。
 部屋の中にいる人は、しかし少なくはならなかった。次々と新参がやってくるからだ。どこからやって来るのかは分からなかったが、私はその中に混ざり、色も無く、古参として次第に部屋の主としての地位を確立していった。
 結果的に成功といっていい。行動に移すのが遅れてしまったが為に生き残った。私は、何かが出来ると確信した。
 
 その男とは、突然出遭った印象がある。格子状になっている部屋の廊下側は、食事の際に人が現れて、そこに人が密集する以外は、誰しもが寄り付かない所だ。看守すらも、やってこない。
 室内なのに、廊下には水溜りが出来ている。雨漏りしているのだろうか。この建物が、築何年くらいで、どれほど老朽化しているのかなどという事は知りえる術が無かった。
 部屋の人数は、相変わらず許容量を超えたままだった。脱走を試みて失敗した者達の音沙汰は聞かない。きっともう死んだのだろう。
 私はこの部屋の管理と統制をするような人物になっていた。と言っても名目だけで、他の者に睨みを利かせながら、自分の地位の保全に必死になったから結果であって、自分がしたかった訳でも他の者達にやらされた訳でもないので、仕事などほとんどしていない。
 食事の際の振り分け、争いが起こらないように均等に分けるのを手伝っているくらいだ。
 食事はいつも、同じ男が運んでくる。大きな鍋を担いで、廊下に置き、その後一旦奥に戻って水と食器を持ってくるのだ。
 しかしその日は、違った。
 その男は、両手でそれぞれ鍋と食器の入ったステンレスのかごを持ってくると、部屋の前に座り込んだ。
「……」
 私と目が合う。この男を、この施設の中で以前に見た事は無かった。ここにどれだけの人がいるのかは分からないが、それでも出会った人なら大体は覚えている。
 男の声は、やや低い、しかし陰湿な感じはしないものだった。
「君は一体いつまでここにいるつもりだい?」
 男は柔和な目で私を見つめる。
「……」
 沈黙を守る。男はしばらくして「そうか、君は喋れないのか」と呟いた。私はそれに対して僅かに頷くと、手を使って『何か書くもの』の仕草をする。
「ちょっと待ってな」
 男はどこかへ消え、そして次に表れたときは黄ばんだ画用紙とフェルトペンを握っていた。
「精神鑑定の際に使われるやつだ。こいつを使うといい」
 私は早速それを受け取ると、文字を書いてみせる。以前よりも力無い文字。
『あなたも、筆談をしてください』
「何? 俺も文字で会話しなければいけないのか?」
『はい』
 男はペンを受け取ると、床に紙を置き、文字を書き始めた。やや書きにくそうな書き方をしている。しかし、この施設に来て、これほどまで私のペースに合わせてくれる人物に出会ったのは、初めてだった。
『これでいいのか?』
 男の文字は、跳ねと払いが鋭い大味な文字。きっと豪胆な人物だろうと、その文字を見た限りで想像する。
「めんどくさいな、これ」
『最初は誰もそう言うんです』
 二人に対してペンが一つしかなかったので、男はペンをもう一本とって来る。少しインクの出が悪かったが、読めない薄さでは無かったので、私がそれを使う事にする。
『あなたの名前は何というのですか?』
 私の質問に対し、男は「俺かい?」と口で言った後、慌ててペンを取る。
『オカダだ』
「何だかやりにくいな」
 オカダは照れたように歯を見せて笑い、私はその間に黙々と文字を書き連ねる。こういう時は、いくつも訊きたい事が思いつく。しかし彼はどうしてカタカナで名前を書いたのだろう。
(本名を教えたくないからか)
 漢字を書けば、それだけ私との接点が強くなると考えたのだろう。発音だけを教えるだけに留めておけば、どこかで誰かがオカダと呼んでいたのを聞いたのだ、と言い訳が出来る。
 私とは、必要以上に関係を築く必要は無い、もしくは築きたくない。
 何か裏がある。話題をさりげなく切り替えつつも、少しでも自分を取り巻く環境に対する情報を手に入れようとする。
『ここはどういった施設なんですか』
 こういった私の長年の疑問も、ついにこの時に解決する時を迎える。男は紙に『精神に問題がある者の矯正施設』と書いた。多分それが正解なのだろう。
『私が精神障害なんですか?』
 私の書いた文字は、若干揺れていた。精神に問題があるんじゃない、私は口が利けない事に問題があるのだ。
 しかし、オカダは首を縦に振った。
『そうだ。君は精神に何らかの障害を持っている可能性がある』
 包み隠さないオカダの文字。嘘はついていない。
「君は、精神に何か問題があるはずだ。君はなぜ自分が言葉を紡ぐ事が出来ないか、考えた事があるかい? 先天性の障害? いや違うね。君は元々は言葉を喋る事が出来た。その期間を覚えていないだけに過ぎない。そもそも先天性の障害で喋る事だけが出来ない、なんて話を聞いた事があるかい? 無いだろうね。君のそれは、おそらく若いときの両親の不在が精神的に傷を与え、それによって引き起こされた一種の『自閉症』だ」
 今度は筆談では無く、直接語りかけてくる。
 考えた事も無かった。私が精神病? 可能性こそ否定できないとはいえ、私は狂って我を無くしたり、自分で自分が分からない、というようになった事も無い。やや暴力的な節はあるものの、病的というほどでは無いはずだ。
 しかも、よりにもよって自閉症だと? 目の前のオカダが本当の事を言っているという確証は無い。しかし、文字から伝わる感情と、大切な事は本人の口で言うという事を考慮に入れると、とても嘘ではないとも思えた。
『私はここから出られるのですか?』
 私は次の画用紙を使い、ペンを走らせる。オカダは、再び筆談へと戻し、その質問に対する答えを書いた。
『わからない。君は実際、不祥事を起こしてしまったわけだし、それが精神的な問題から来ることもほぼ確定している』
『どうすれば出られますか?』
『静かにしている事だ。待てばいずれチャンスは来る』
 男はそして立ち上がると、廊下の奥の闇へと消えていった。

 それからも、しばしばオカダと会う機会があった。その度に何気ない会話を交わし、オカダについての情報や、この施設やその周辺の状況を教えてもらったりした。もっとも、具体的な事象はそれほど多くは教えてもらえず、ぼんやりとしたシルエットのみがわかったのみだ。
『出られそうだ』
 オカダは、他の者の目に付かないように、私にだけその紙を見せた。
 それが転機。私にとってはすでに訪れる事が分かっていた。正に時間の問題。
『本当ですか?』
「ここから先は少し他人に聞かれて……いや、見られてはまずい。口での会話で勘弁してくれ。聞きたい事があれば、後でまとめて筆談で済まそう」
 オカダは小声でそう言うと、私が頷くのを待った。私は、ややあって小さく顔を動かす。
「口実上は『再就職』という事になっている。君にはこの施設を出て、ある企業で働いてもらう。もちろん、その企業は実在していない企業だ――いや、語弊があるな。正確には企業ではない。利益を追求しないボランティア団体だ。君はそこで建前上働いてもらう」
 オカダの顔は、いつに無く真剣だった。しかし私は、半信半疑だった。
 なぜオカダが、こういった事を言いに来るのか。この男は一体何者なのか。
 この二つの疑問が、私を警戒させた。
『あなたは何者ですか』
 私のその疑問に、オカダは短く答える。
「その答えは、ここを出られたら」

 ほぼ脱走と同義だ、この出所は。
 一体どのような経緯でここを出られたのか分からない。ちゃんとした手続きをして出たのか、そもそも手続きなど必要なのか。しかし私は、およそ二年ぶりに直射日光を浴びた。体の表面が、新鮮な空気を浴びて痺れる。
「よぉ、出られたみたいだな」
 私は声を掛けられて、振り返る。オカダは相変わらずの緩んだ表情で、私に手を上げていた。
「……」
「? あぁ、そうか。ここには紙が無かったな。君、手話は出来るかい?」
 私は、次第に体が感じ始めた寒さで、少し震える手を、ポケットから取り出した。季節は、冬のようだ。
(少し)
 手話は最初に入れられた施設で、ある程度教えられた。しかし私には、文字の記号としての役目しか果たさない手話よりも、性格や感情が顕著に表れる筆談の方が性に合っていたので、今まであまり使う事は無かった。
「よし、じゃあ悪いけど俺は、普通に喋るぞ」
 オカダは私の横に並び、そして私達は一緒に歩き始める。私は、彼がついて来い、と言っている様に思えたので、あえて何も言わなかった。
(働くって、一体何をするんですか?)
 外に出て思った事は、ここは案外都市部にあるという事だった。あのような人外施設が、このような三車線道路が走っているような地区に建設されているとは、やや驚いた。
 しかし、私がこの施設に入るとき、私は確かにこの光景を見ているはずである。しかし、何一つ思い出せない。記憶障害か。テストの虫食い問題よりもやっかいだ。
「行けば分かる……と言っても、概要は説明しておいた方がいいか」
 オカダはあの施設の人間では無かったのか。少しずつ混乱し始めているのが分かる。矛盾が多すぎだ。
 私が黙っていると、オカダは続きを語り始めた。
「君にはサンタになってもらう」
 私達は、足を止める。目の間には、何の変哲も無いビルがあった。
 その時の私の気持ちは「何言ってるんだ?」だった。

 サンタが実在するとか、はたまたしないとかいった論争は、いわゆる水掛け論という奴で、いくら争った所で互いの認識が共通する事は無い。
 しかし、実在の如何に関わらず、一般的に認識されているサンタを具現化すれば、あの真っ赤な服装と、オプションとしてトナカイとそりあたりを思い浮かべるだろうか。
 しかし、考えた事はあるか。真夜中にあんな変な人物がいれば、たちどころに見つかってしまうだろう。「自分がサンタだ!」と宣伝しているならまだしも、一応任務は家に進入してプレゼントを置いていく、というものなのだ。あの服装は、そういった点においてかなり非効率的である。
 だから私達の認識しているサンタは、『プレゼントを届けるのに特化した集団』である。
 
 以上が、私がオカダから聞いた「サンタ」についての概要である。彼らは、慈善事業として、各家庭に年に一度、クリスマスにプレゼントを配るという奇怪な行動をしている集団だった。オカダは、その中でもプレゼントを配る『サンタ役』のスカウトマンだった。
 私には、結局の所選択の余地が無かったので、詳しく内容を聞かないままオーケィを出してしまったのだが、よく思えば目的の良く分からないカルト的臭いがする。
『この団体の目的は何なんですか?』
 仕事に慣れ始めた頃、私はオカダにこう聞いた。
「最大利益の追求」
 オカダは、案外分かりにくい人間だった。さばさばした性格とは裏腹に、訊いた事以上の説明を求めないと、それに対する答えを得る事が出来ないような融通の利かない性質。
『最大利益?』
「そう、最大利益。この世はどう頑張っても不公平に出来ている。だから、その差を埋めようと思えば当然、裕福なほうから貧乏なほうへ、物事は流れていくんだ。その橋渡しを、俺達はしていると言っていい」
『このサンタまがいが?』
「まがいもの、と言ってもそれは自由だ。しかし現に俺達は、財政難で子供にプレゼントを買ってやれない家庭に対して、出来る最大の援助をしている。慈善とも偽善とも何とでも言えるが、事実なんて大抵そんなもんだ」
 この団体には、およそ五十人が所属している。その中で、実際にプレゼントを配る人間、つまりサンタ役は十人程度である。その中の一人である私は、一番の若手で、他のサンタ達は皆四十歳を軽く超えているような人ばかりであった。
 サンタのイメージを完全に崩すこのスタイルに、いささかの疑問があるかもしれない。ばれない、という事を優先したが為に、私達の服装は主に黒、雪が降った場合――つまりホワイトクリスマスには白で全身を固めている。
 更に、荷物を担いでいるため、身軽になるよう、服装は出来るだけ密着したものになっている。全身タイツみたいな感じだ。
「変かな? そうは思わんが」
 確かに、慣れればそうかもしれないが、オカダのいかにも当たり前な言い草に、始めはやはり違和感があった。
 しかし慣れだとか、正しい認識の取得だとか、そういったものを得たのか、わだかまりは無くなり、それに反比例して「私が子供達に幸せを運んでやらねば」といったような変な使命感めいたものが増幅していった。この過程を言葉で説明しようとしても難しい。きっとこればかりは、実際にサンタになってみなければわからないだろう。
 サンタをしていると、もちろんたまにはミスをしてしまう。子供のいる部屋に入る際に、音を立ててしまい子供を起こしてしまうのだ。
「おじさん、誰?」等と無邪気にも語りかけてくる場合がほとんどだが、稀に泣き始めたり、妙に攻撃的な子供もいたりして、往々に事後処理が大変だ。
 しかし私は幸いな事に声を出す事が出来ない。誰と聞かれても答えられないし、何かに驚かされても声を上げたりしない。更に、私は子供が書いた欲しいプレゼントの内容を見て、その子供がどれほどまでにそのプレゼントが欲しいのかを知る事が出来る。必死さや、真摯さ、または適当さや乱雑さを読み取る事によって、プレゼントを与えるに適したものかを判断出来るのだ。そういった点で、この職も天職かもしれない。
 この仕事には、実際は仕事ではないので、ノルマといったものが無かった。更に、年に一度しか激しく活動しないので、長いシーズンオフには、ひたすら下準備と資金繰りに追われた。

 そうして気付けば私ももうすぐ二十歳だ。この団体に所属して、三年目。他の人ともかなり慣れ親しんで、特にこれといった問題も無く、仕事にも満足している。
 今でもたまに昔の生活を思い出す事もあるが、普段は考える事も無くなり、笑顔らしい笑顔もたまには見せている。
 そして今年もクリスマスが明日に迫った。プレゼントの準備は出来ている。各人の作業範囲の振り分けも大分前に完了した。
「今年はホワイトクリスマスになりそうだから、一応白の作業着も用意しといてくれ」
『わかりました』
 オカダの予想通り、当日は朝から雪が降った。私は全身を白で統一して、日が沈んで大分経った夜十時に、プレゼントを詰めた麻袋を担いで、街へ繰り出す。
 残念な事に、今の制度では、マンション住まいの家庭にはプレゼントを配布する事が出来ない。これは配る過程における問題が大きいのだが、仕方ないという一言で済ませられる事ではなかった。
 つまり一戸建ての家庭だけに配る事になるのだが、一戸建てに住む家族というものは、一般的に裕福な部類に入る。その為、配る範囲というものは実は大変狭い範囲になっているのだ。
 私は、このシステムを以前から若干疑問に思っていた。システムによって、自らの活動範囲が制限されている。しかも、まだ多大に改善の可能性が見えている。
 しかしそんな事を考えながらも、私にはプレゼントを届ける事しか出来ない。それ以上の事に口出すのは、私の意に反する事だし、それをした所で変わらないことは分かっている。
 だから私は、こうしてただ無口に、雪が淡々と降る夜に、一軒一軒お宅を訪問していく。
 日付が変わる前に作業を終えてしまおうと考えているのだが、今まで一度もそれが叶ったことがない。大抵は移動に大半の時間を割かれ、気がつけばクリスマスの朝を迎えている、といった風になる。トラブルが発生すれば、それはより確実になる。
 今回も、何か面倒なトラブルが起こりそうだな、と思っていた矢先に、起るべくして起きた。
「おじさん、誰?」
 布団の中から眠そうな目を私に向ける少女は、微かな声でそう私に問いかけた。
 湿度が高い目で、私を見つめる。
 答えない。
 大丈夫、ルールは守っているさ。キープサイレント。
 視線をずらさず、互いに見詰め合うようにしたまま、ゆっくりと動く。ここで叫び声などを上げられたらそれこそ大失態だ。
 幸いにも少女は素直で、きょとんとした視線をずっと動かさずに、一点を見つめている。私は、彼女の寝ているベッドの枕元にあるプレゼントを入れるための靴下に手を伸ばす。
 その中には、アクセサリが欲しい、とかわいい文字で書かれた紙があった。そして、靴下を振ると、その中から小さなネックレスが飛び出してきた。私があげたプレゼントでは無い。この子の親が、すでにプレゼントを忍ばせていたのか。
「あ! あたしのプレゼント!」
 彼女は叫び声を上げると、私の手の内にあったそのネックレスを掴み取る。私は、それを拒むことも出来ず、反射的にそのネックレスを手放した。
「泥棒!」
 少女の唸りに近い叫び声が、部屋中――いや家中に響く。階下から、物音がする。
(参ったな)
 確実に気付かれたと考えるべきだろう。私は、床に置いていた袋を担ぐと、進入してきた窓から、逃げ出そうとする。
 その時、その部屋の扉が開かれた。室内に光が差し込んできて、目が慣れるまでぼんやりとする。少女の親であろう人物が、こちらを見ている。
「誰?」
 母親だろうか、女性の声。シルエットだけがぼんやりと見えていたのが、段々とその姿が鮮明になる。
 私は敢えて何も言わず、窓から出て行こうとする。外は雪が未だに降り続けており、確実に寒くなっている。
 母親と目が合う。子供の年齢にしては、若干歳を取っている。かといって祖母と言った感じではない。
 母親はこちらを凝視する。
 そして、手を伸ばして、私を掴もうとする。
「ユウヤ?」
 突如として誰かの名前を口にしたので、私は訝しげに母親を見る。ユウヤとは誰だ?
 母親は無用心にも私に近づいてくる。
「あなた……ユウヤでしょ?」
 どうやら目の前にいる女性は、私の事を『ユウヤ』という人物と勘違いしているようだ。
(私は、ユウヤではない)
 咄嗟に、そう思ったが、果たしてそうなのかという疑問が、私の頭の中を巡る。全く恐ろしい想像だ。
 この女性は、私の母親?
 そう、一目見たときから、何かいつもとは違った感覚が私の中を支配していたのだ。これは誰かではない。
 しかし、そんな偶然があるはずが無いし、単に憎悪の対象でしかない母親に対して、このような感情が湧くはずが無い。
 そう、この感情は、郷愁だ。
 懐かしさだ。
 私は実際、母親の顔を覚えていたわけではない。それどころか、温もりすら覚えていない。
 だが私の体は、細胞は、今母親を敏感に感じている。
(目の前にいるのが私の――母親)
 そう思いながら見れば、なんとなくそういう気がしてくる。目の感覚なんかが、自分に良く似ている。
 少女は、母親の後ろに隠れるようにしながら、しかし私の方をこっそりと窺っている。
(あなたは、私の母親ですか?)
 その質問は肉体的、精神的に不可能だった。そもそもこの状況が、私がその言葉を口にする事を否定している。私はゆっくりと後退りながら、窓枠から身を乗り出す。母親とは目を逸らさない。
 母親は、まったく動こうとしなかった。こういった場合警察を呼びに行くというのが、統計的に最も多いパターンだったので、その危惧が無い点は幸いだった。
 そして気付いたのが、父親が現れないという事だ。こういった事態では、両親もしくは父親がやってくるのが、普通である。会社勤め、という可能性もあるが、それならばやはりこの母親は電話に向かうだろう。
「違う……」
 母親は、小さく呟いた。
「違う。あなたはユウヤではない。ユウヤにしては若すぎる」
 そう言いながら、私に近づく。私の手を掴もうとして、私は反射的に手を引っ込める。一体何故こんな事態になったのか。私はすぐにでもここを去りたくなっていた。
(一体ユウヤとは誰なんだ……)
 私の体はほぼ室外へ出ている。空は雪が降っているとはいえ、黒い。私の体は、まるで浮いているかのように映えて見えた。
「まさか! まさか、あの子……」
 母親は、錯乱している。独り言のようにぶつぶつと何かを言っている。そして少女のほうへ向かうと、彼女をしっかりと抱きしめた。
「間違いないわ。あなたは、私の息子よ。彼と――ユウヤと私の間に生まれた、あの子。そう、あの日あそこに捨ててきたのに、また私の所へやってくるなんて。あなたも、私に対して、何か普通でない感情を持っているんでしょ? 私も、違和感を感じていた」
(何を言ってるんだ?)私の疑問は当然無視され、彼女は話を続ける。
「何しに来たの? 私を殺しに来たのかしら…………! それとも、この子を!」
 そう言って、彼女は自分の娘をより強く抱きしめる。私は、窓から身を乗り出したまま、動かない。ノルマは無いとはいえ、そろそろ次の家庭に向かわなければ、まずい。
 そんな心配はあるものの、私はこの場所に固定されていた。そして母親は、話を途切れさせない。
「そもそも、許されていなかったのよ、私とユウヤとの恋は。あの人は、違った。私は、半ば引き裂かれるように別れさせられた。しかし、その時にはもう……新しい命は芽生えていたの。もちろん、私の手で育てたかった。でも、私が育てても、幸せになれない事は明らかだった。だから私はあの日、生まれたてのわが子を、親戚の家に捨てたの。私ではない誰かが育てたほうが、確実に幸せになれる――そう、私はあの子に幸せになって欲しかった」
 そう言うと、彼女は泣き出す。情緒が不安定だ。私はどうしていいかも分からずに、そこに留まったままだ。彼女の話を聞く限りでは、私は確実にこの人の子供である。しかし、だからどうだと言うのだ。まったく今更な話である。
 私は、完全に室外に出た。ユウヤという名前が、自分の父親なのか。そういえば今まで自分の親について調べようと思った事は無かった。調べて何になるのか、と思っていたし、調べる余裕さえ無かったのも事実だ。
 屋根伝いに隣の家に向かおうとする。
 母親は、私を追いかけてきた。
 彼女も窓から身を乗り出す。
 そして、手を伸ばして私の体を掴もうとする。
 手は空を切り、
 そして彼女は、屋根から落ちた。
 鈍い音と共に、それが着地する。庭に血が広がる。雪を赤く染め上げ、その物体は動かなくなった。
 この気温では早く助けないとまずい。
 しかし私には、それをする義理は無いと思った。私を捨てた母親かもしれないのだ――いや、母親に違いない。
 そんな事を考えている間にも、事態は着実に悪化している。私は一体どうしたらいいのか。室内を見る。
 そこには少女が寂しそうな顔をしてこちらを見ていた。そう、私の母親であろう人物であると同時に彼女の母親でもあるのだ。ここで彼女を見捨てるわけにはいかない。そうなれば彼女は、私と同じ境遇を歩む事になってしまう。
(どうしたものか)
 若干冷静さを欠いている自分に気付く。まぁ冷静さを欠かずにはおれない状況ではあるし、そこを問題視していては埒が明かないので、焦る必要は無いと自分に言い聞かせる。そうする事で、余裕が出てきた。
 私は、少女を小脇に抱えると、そのまま連れ去るようにその家を去った。不思議なほどに彼女は静で、私は調子を狂わされる。
 彼女は、何かを言いたそうな――否、言って欲しそうな目で私を見ていた。目の前にいる人物が、先程から一切喋らないからだろう。しかし私にとっては、それは無理な注文であった。なので無口を続けていたが、次の家に到着したときに、唐突に声をあげた。
「お母さん、どうなったの?」
 私はそれに気付かないフリをする。もちろん、気付かないはずが無い。しかしここでは、それを告げるのは酷過ぎた。かといって告げる術は無い訳だが、この子供を一体どうすればいいのかを相談する為に、私は本部へと帰還した。

 オカダが私を迎えてくれた。
「お帰り、どうしたんだ?」
(この子に関して、トラブルが起きた)
「ちょっとこっちに来てください」
 私は、オカダに奥の部屋に来るように言われた。少女を事務の人に預けて、私は奥の部屋に入る。応接室として使われていたはずだ。
「一体どうしたんだ。あの子は一体誰だ?」
 私は、書く物を探す。オカダもそれにすぐに気付き、デスクの中からB4ノートとシャープペンシルを取り出してくる。
『あの子の親は、死にました』
「なんだって! もう少し詳しく話してくれないか」
『二階から落ちたんです。あれは多分助からなかっただろう』
「だろうってお前……見捨ててきたのか?」
『はい』
「馬鹿やろう! まったく大問題だ……後始末なんて出来ねぇぞ」
『すいません』
「ともかく、今更何を言っても意味が無い。まったく、君らしくないな。一体どうしたんだ?」
『私らしいとは、どんな風ですか?」
 そこに僅かばかりの沈黙が生まれる。それは、時間という軸に対して平行に、微小に存在して、線香の煙のように仄かに消えた。
「さぁ、俺には分からないな」
 はぐらかすオカダに対して、沈黙を以って返す。そこで会話は完結し、オカダは部屋を出て行こうとする。私は思い付き、オカダを呼び止める為に、机を蹴った。
「どうした?」
『名刺をください』
 そう、少女の母親に出会ったときの感触が、自分の親に対するものであるなら、ここにも同じ感覚があった事は確かなのだ。
「俺のか? 別にいいぞ」
 小さな紙切れを渡される。肩書きはどうなっているのだろうと一瞬思ったが、結局の所どうでもいい。
 名前を見る。『岡田雄哉』。ユウヤ……。
 私はその名刺をポケットに突っ込み、ゆっくりと立ち上がった。

 ここまで私の人生について語ってきたが、実は私の本名はおろか、性別すら明確に示された部分は無い。つまりは私の存在というものは、それだけの価値しかないという事だ。
 だから私がこれからどうするのか、と言ったような事は、全く問題ではない。
 答えは全て最初に出ていたから。
「私は捨て子だった」
 今は、違う。



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自閉症について思うことを綴っていますが、このトラバは、自閉症をキーワードに記事検索し、初期アクセスを集めるために自動送信しております。ご迷惑をおかけするようでしたら削除お願いします。 ...続きを見る
ゆうちゃん、ご機嫌いかがでちゅか???〇...
2007/02/23 12:04

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
ライトノベル作法研究所冬祭りの際に作成した作品です。
あまりモチベーションが高くなかったので、文章が破綻してます。
そして時期外れ
松本理或
2007/02/21 14:14

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私の過去形 Nothing but Real/BIGLOBEウェブリブログ
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